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2016年8月20日 (土)

下河辺淳先生のきらりと光る言葉が今でも胸を打つ

実父の通夜が今週8月17日に実家近くの葬儀会館で行われた。深夜にふと空き時間ができたので会館内にあった朝刊の訃報欄に眼を落とすと、ミスター全総と言われた下河辺淳先生の鬼籍入りの記事が眼に留まった。

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*その時の朝刊記事の写真
今から21年前、私がメーカー系の生活文化の研究所に勤務しているとき、研究所機関誌に掲載するため、コミュニティ論、都市論、地方論から見た日本列島の近未来像について、全総の父である下河辺淳先生にインタビューをさせていただいたことを思い出した。
下河辺淳先生は、お話した言葉がそのまま文章になるという、たいへん聡明な先生であった。以下に、その時の取材記事の一部を写真で紹介する。
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☆研究所機関誌のインタビュー記事のタイトルは、日本列島の近未来像である。

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☆明治維新以来の近視眼的な日本のコミュニティ論、ビジネス論、都市論を語っていただいた。
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☆地域とは宇宙の中でただ一つのわが地域として、その存在感から発想し、情報発信を行うことが肝要という。だから私は地方創生ではなく、地域創生と言っている
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☆国家ではなく、市民が本当のコミュニティを作れるかが、今後の日本の大きな課題である。
昨夜父の葬儀、告別式をすませて自宅に帰り、21年前の下河辺淳先生の取材記事を再度読み返すと、きらりと光る言葉は、こうして今でも胸を打つものと感じ取った次第である。
下河辺淳先生のご冥福をお祈りする。
合掌

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