考古学、社会教育の月の輪方式はいずこに行ってしまったか
仕事で岡山市から津山市へ車で向かう途中、美咲町の月の輪古墳を探して廃校になった飯岡小学校(古墳発掘の本部があったところ)まで来ましたが、時間がなくて古墳まで辿り着けませんでした。
どこの山の峰にその古墳があるのかもわからずじまい。とても残念なことでした。
また近くの月の輪郷土資料館は錠前が掛けられ閉鎖されていました。誰かに尋ねようとしても付近に人影なし。
一昔前に言われた考古学、社会教育の月の輪方式は、岡山メソッドを感じさせる戦後の国民的社会運動でしたが、今回は廃校付近のコミュニティセンターでおばあちゃんたちが楽しそうな会合に数名参加している姿しかありませんでした。
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月の輪古墳の発掘作業には、地元岡山大学の専門家(足利市出身の近藤先生等)と地域の住民たちがあたり、自分たちの手で自分たちの地域の歴史やご先祖の姿を知ろうと取り組み、著名人の視察も呼び水となり、1万人以上の人々が参加したという。記録映画も作られ、戦後民主主義の盛隆期でもあり、稀有な社会運動となって一世を風靡した。
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時は流れ、当時発掘作業に参加した多くの小学生、中学生、高校生、そして住民たちはいずこに?。
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多くの若者は都市部に流出し、農村地域に残るは年老いた父母のみ。
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日本各地の地域コミュニティは、こうして地域崩壊の深刻度をますます深めている。
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吉田拓郎の歌謡のように祭りの後の寂しさがそこにはあった。
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農山村、駅前商店街、地場産業地、中心市街地、新興住宅地など地域の地盤沈下は、日本各地で見かけるコミュニティ光景の一つである。この国の行く末はいずこに!
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<岡山メソッド>は細内の造語である。
十分ではないが、より詳しい岡山メソッドの事例は、
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