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2016年9月

2016年9月29日 (木)

中学生のころの採蜜の手伝い

今日はいつものようにランチ後、新宿御苑を久しぶりに散策していたら、千駄ヶ谷門近くで「日本ミツバチの巣に注意」の看板を発見した。

新宿、いや正確には渋谷区千駄ヶ谷5丁目にも日本ミツバチはいるものだ。
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今年は各地で蜂の被害に遭う人が多い。
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新宿御苑では、松の木の窪みに巣を作っていた。時折天敵の黄色スズメバチが日本ミツバチを捕まえに来ている。
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スズメバチは日本ミツバチを襲う獰猛な蜂である。
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先日岐阜県下呂市小坂の仕事の帰りに道の駅はなももで日本ミツバチのはちみつを購入したが百花みつでたいへん美味しい。西洋ミツバチのみつと比べても負けないくらいだ。
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はちみつは、むかし一升瓶に入れて販売していた。冬になると白く結晶化するのでお風呂に入れてそれを溶かしたものだ。
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そして採蜜の時は遠心分離機に巣を2枚セットし、まわして蜜を取っていたが、巣箱が30箱もあると、一斗缶で7~8本のみつが採れたものだ。30箱の採蜜は3人でも一日がかりだった。
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新宿御苑散策の途中に日本みつばちの巣を眺め、この夏他界した養蜂家の父を偲び、中学のころ、我が家の採蜜場面が私の脳裏によみがえった。
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ふと気が付くと、あたり一面に赤トンボの群れが飛来し、すっかり秋の気配を漂わせていた。
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☆岐阜県下呂市道の駅はなももで購入した日本ミツバチのはちみつ

2016年9月27日 (火)

平均寿命と退職後の時間、東京オリンピックを通じて考える

先日ある地方の50年分の町の広報紙を査読した。

東京オリンピックのあった1964年の記事の中で、当時男性の退職年齢は50歳であった。50歳とはずいぶん早いものである。と同時に、当時の男性の平均寿命は67歳であった。つまり50歳で会社を退職し、残りの人生17年(14万9千時間、そのうち約半分の8万時間が自由時間となる)の老後生活があり、退職後はめでたく年金生活に入ったものだ。
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これを現在の東京オリンピック2020に当てはめてみると、男性の平均寿命は80歳。老後生活を同じ17年間とすると、80歳-17年=63歳となる。つまり現代に置き換えれば、63歳が年金支給開始の想定歳となる。
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ちなみに私は現在59歳であり、「あなたの年金支給開始日は63歳の誕生日からです」と、59歳の誕生日に年金事務所から通知書が届いた。
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これって退職後の老後生活を、東京オリンピックのあった1964年と同じ17年間とすると、平均寿命から17年を引いた年齢80歳-17年=63歳となり、私の老後の年金支給開始年齢と偶然にも一致するわけである。
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旧東京オリンピックの1964年も、新東京オリンピックの2020年も同じような法則性がそこにあることに気づくが、1964年当時(高齢化率6%)と2020年(高齢化率28%)の高齢化率の違いや年金財源の充足率等を考察すると、現代はかなり心配な状況にある。
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現在わが国の60歳以上は、すでに30%を超えている。
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杞憂に終わればよいが、世界一の老人大国になりつつあることを忘れてはいけない。
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身の丈にあった国や地域のあり方を身近なコミュニティの現場で真剣に考えるべきだろう。
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☆バスタ新宿の出現で人の流れは大きく変わった新宿南口、新宿駅は現在拡大進行中。

2016年9月25日 (日)

小学校からお茶づけ12年とメタボ判定の通知

小学校からお茶づけ12年という言葉をそこの卒業生から聞いた。

意味の分る人は、お受験の勝ち組だ。
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若いころ、ある寺院の日曜坐禅会に出席した時、トイレ掃除の作務の後、参加者全員でおかゆをおいしく食べたが、最後はどんぶりの縁にへばりついた米粒をきれいに沢庵1枚で上手に掃除して、どんぶり洗いの手間を減らす。これ今風に言えばエコライフだ。
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日常生活でも掃除好きな日本人は多いが、その精神、作法は仏教の禅宗とものに命が宿る神道(ICT時代のIOTはこう思えば日本人には理解しやすいはず)にある。
ひたすら精進し、毎日のお勤めが大事、最後の米一粒も残してはいけない。
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子どもの頃、ご飯を残すとばちが当たると教えられ、今でも出されたご飯は残さず、きれいにたいらげる。
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そんな生活を60年間も続けてきた。
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しかし、ここ数年は、毎年市役所の健康福祉課からメタボ判定の通知書が来る。
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「三つ子の魂100まで」のことわざ通り、ご飯は今でも極力残さないようにしている。お百姓さんが精魂込めて作ったものと教えられた。
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古き日本人になりつつあるわが身を、ビア樽になった腹を叩いて、極力忘れることにしている。
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*今週の9/30、10/1は、四国愛媛県西予市の宇和町先哲記念館へお話しに行きます。10年前宇和海三瓶のプールでマンボが泳いでいました。今回も会えるかな。

2016年9月15日 (木)

もう一つのオリンピック、パラリンピックを考える。わしも東京2020に出ようかな

いまブラジルのリオで開催されているパラリンピックが注目を集めているが、過去に私が取材したオリンピック、パラリンピックについて再度当ブログからご紹介しよう。

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わしも東京2020に出ようかな。100メートル、3秒3はいけるよ。

2016年9月12日 (月)

東京目線の地方創生よりも地域の生活者視点で地域創生をしよう

明日9/13火曜日は、午前10:30より都内日比谷線神谷町駅から3分のところで講演をします。

講演のテーマは、『地域資源とICTを活用したコミュニティ・ビジネスの可能性』です。
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その概要は次のとおりです。
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1)地域資源を活用して他に無い物づくり
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2)ICTで新チャネルの開発と情報発信
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3)本業に他領域のテーマを付加して複合的創業へ
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4)東京目線の地方創生よりも地域の生活者視点で地域創生を
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5)地域では生活観光という考え方の導入を
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6)ローカルというゆるいつながりの中でICTを活用してグローバル市場を捉える
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詳しくは、こちらからダウンロードしてください。
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日 時  2016年9月13日(火)10:30-12:00
主 催  情報文化総合研究所
テーマ 『地域資源とICTを活用したコミュニティ・ビジネスの可能性』
講 師 細内信孝 コミュニティビジネス総合研究所代表取締役所長
場 所 大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス 
   4F中研修室 東京都港区麻布台1-11-5 地図
   東京メトロ日比谷線神谷町駅徒歩3分
参加費  無料
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☆先日登城した風水開運の岐阜城にて

2016年9月 5日 (月)

私の10年も続いた仕事・役職、MY ONE DECADE

我ながら良く続いた仕事、それも10年も務めた役職が四つある。

一つは、東京都三鷹市の商工振興審議会委員である。
審議会において、当時委員長であった鈴木典比古国際基督教大学(ICU)副学長(ICU学長を経て現国際教養大学学長)との”意見の相違”が特に印象に残っている。私は生意気であったのかもしれない。
二つ目は、埼玉女子短期大学における客員教授である。
10年勤務のうち一年間だけだったが、客員教授の身でありながら、ゼミ学生二十数名の担当となった。当時療養中の家族を抱え、時間配分に苦慮したこと、学生対応が十分でなかったことが今も忘れられない。
三つ目は、総務省の地域情報化アドバイザーである。今年でちょうど10年目にあたる。毎年全国2か所以上の地方自治体を訪ね、地域情報化のアドバイスを行った。私のICT力も情報技術の進歩に合わせて向上した。
四つ目が、NPOの”コミュニティ・ビジネス・ネットワーク”の理事長であり、これは2000年7月からだから、今年で満16年になる。周りの友人たちに恵まれ、支え続けてもらったことが幸運だった。
”短気でせっかち”な私だが、良く続いたものだと思う。
10年ひと昔と人は言うが、ICT大変革期の今は、Xの階乗的に時(進化)が過ぎて(進んで)いくようだ。
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🌸東京青山のキラー通りにて
☆人生の壁面にどのような軌跡が残せるのか。それが私の命題だ。

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