« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年3月

2017年3月30日 (木)

今こそ本気でコミュニティ・ビジネスが求められる

天変地異や社会課題の山積が日本の草の根ファンドを強くする。

*
ファンドレイジングには、大きく分けて寄付型、購入型、投資・融資型の3タイプがある。
*
ファンドレイジングは、ファンドの趣旨や目標額を設定し、期日までにその目標額の100%達成を目途として賛同者を募り、PJ実行の可否を判断する、たいへん厳しいものだ。
*
ファンドレイジングは、社会的課題の訴求や問題解決のPJとして、起業(起案)者と賛同者をインターネットが結ぶテーマ型のコミュニティだ。
*
一方、コミュニティ・ビジネス(CB)は、シニア向きで、ゆるやかなテーマコミュニティだ。
*
*
地域では、どんな些細のことも、実際にPJを動かすことが大事だ。
*
*
個人も都市も格差拡大の時、今こそ本気でCBが求められる。
*
Cb

2017年3月26日 (日)

代々木のパワースポット

東京代々木の大名屋敷にあった井戸。通称清正井、代々木のパワースポットだ。
Simg_3118
*アプローチが心地よい
Simg_3111_2
*運氣が上がる清正井
Simg_3104
*春陽の南池、都心にあるオアシスだ。

2017年3月20日 (月)

60歳自営業男の毎日ひとクワひとクワ生活

現代の旗本退屈男、今日も東京郊外のアンデルセンにてパンと珈琲で一捻り

Simg_3136

*正しい労働は美味しいパンを作る

Simg_3126

*パンは焼きたて、出来たてが美味しい

他人のために美味しい食べ物を作る人は立派な人。これもドイツのヨーゼフ・ボイスのいうところの社会彫刻であり、江戸の思想家鈴木正三の一鍬ひと鍬生活と同じ。また人生フルーツの津端修一先生もこのタイプだ。

Simg_2768
*21世紀のテレワーカーは日本で本当に生まれるのか、メディアセンターにて
*
本当の市民とは自立していることが基本。すなわち市民とは自営業者のことなり。彼らを増やすことが新しい日本社会の扉を拓く、かつ働き方の改革につながる。米国の都市部の労働者は、30~40%がテレワークの自営業者とか。
*
本当のテレワーカーとはICTを使いこなし、付加価値を生み出す自営業者のことで、単に自宅や会社でICTやSNSを仕事で使っているからというだけではテレワーカーとは言わない。
*
Simg_2472
かつて自転車すいすいの日本一の商店街が今はこの写真のとおり(シルバー人材センターからの派遣者とのこと)
*
さて先人の格言から
*
50歳を過ぎたら、可もなく不可もなくが人生幸せなこと。50歳をすぎたら何事も腹八分目が大切。
*
人間は働くことが生きる喜び。お金の量はあまり意味がない。限りなくお金の量に拘ると火傷する。
*
正しくデザインするとは、仮説を組み立て実施、そして検証・修正ができることで、かつバックに大きな経験則のデータベースとシャープな編集能力があってこそ、成り立つもの。
*
戦国期の賤ケ岳七本槍の福島正則・加藤清正は大大名になるも直ぐに取り潰し、しかし七本槍で唯一大名に成れなかった旗本5,000石の平野権平家は徳川治世300年を見事に生き抜き、明治には華族・男爵家となる。人間万事塞翁が馬と思うべし。
*
同様に企業は給与の高いものからリストラする。
健康寿命の維持は50歳をすぎたら皆同じ。御身を大切に、そして精進せよ。
*
Simg_3121_2
*人は時に自分の影に怯えることも。自分を見失わないことが大切だ。

2017年3月 9日 (木)

細内の総務省地域情報化アドバイザーとしての実績

細内は、総務省から地域情報化アドバイザーとして、現在まで10年連続で委嘱されている。その実績を纏めたのでここにご紹介しよう。

10111

*
大学教員歴
法政大学大学院政策創造研究科兼任講師(2008年4月~2014年3月)。埼玉女子短期大学客員教授(2000年4月~2009年3月)。ほかに中央大講師、東京経済大講師、多摩大講師、立教大大学院講師、亜細亜大大学院講師も歴任する。
*
地域情報化の 専門分野・技術
ICTの利活用とコミュニティ・ビジネスを複合化した地域の活性化、地域創生・再生が得意分野である。
*
得意分野の内容
*
自治体向けのメッセージ
自治体が市民生活をサポートするには、ICTの利活用が不可欠である。例えばコミュニ ティにおける安心・安全づくり、防災に強いまちづくり、高齢者に優しいまちづくり、子育 てをサポートする仕組みづくりなどは、顔の見える関係がその基本となっている。ICTの 利活用は、そのための有効手段である。市民目線の地域情報化をサポートする方法の 一つにスマートフォンの活用があるが、スマートフォンによるそうしたアプリ開発やネットワークの構築は、まだまだ未着手の自治体が少なくない。自治体のそうした市民生活に 関連する地域情報化の構想づくりをお手伝いすることを私の得意分野の一つとしている。
*
関連URL
細内信孝のコミュニティ・ビジネス・ワールド 
*
*
コミュニティなび(企業向け) http://www.comnavi.net/
*
* 
*
*
*
*
書籍出版・調査研究
地域活性化に関するコミュニティ・ビジネス関連書籍は全部で22冊上梓している。(うち2冊は 韓国語版)主な著作に『新版コミュニティ・ビジネス』(単著 学芸出版社)、『コミュニティ・ビジ ネス』(単著 中央大学出版部)、『がんばる地域のコミュニティ・ビジネス』(編著 学陽書 房)、『団塊世代の地域デビュー心得帳』(編著 ぎょうせい)、『みんなが主役のコミュニティ・ ビジネス』(編著 ぎょうせい)、『地域を元気にするコミュニティ・ビジネス』(編著 ぎょうせ い)、『コミュニティ・ビジネス起業マニュアル』(共著 ぎょうせい)、『ソーシャル・インクルージ ョンと社会起業の役割』(編著 ぎょうせい)、テーマコミュニティの森』(共著 ぎょうせい)、『コ ミュニティ・ビジネスのすべて』(共著 ぎょうせい)がある。ほかに地域情報、地域情報化に 関する学会誌、専門誌への寄稿多数あり地域開発としてテーマパーク事業にも論文を提起している
*
テレビやラジオ出演は、NHK『クローズアップ現代』、NHK『難問解決!ご近所の底力』をはじめ、地域コミュニティ、地域活性化の専門家として、数多くの番組に出演している。またコミュニティ FMの地域活性化に及ぼす経済的影響にも詳しく、湘南のコミュニティFMラジオには3 年間、地域活性化の専門家として出演した。
*
政府専門委員としては、総務省ユビキタスタウン構想推進事業評価委員、内閣府女性起 業アドバイザー(男女共同参画局地域活性化事例研究事業アドバイザー)、名古屋の将来 を語る懇談会委員(名古屋市)、経済産業省市民ベンチャー事業推進委員・環境コミュニテ ィ・ビジネス事業推進委員、国土交通省地域づくり戦略研究会委員、厚生労働省雇用創出企画会議委員などを歴任した。
*
<総務省地域情報化アドバイザーとしての派遣先>
2007年長野県東御市 「ICTの利活用とコミュニティ・ビジネス」をテーマに講演
2007年岡山県笠岡市「 笠岡諸島の具体的な情報発信の方法」をアドバイス
2008年近畿総合通信局 「地域再生・地域活性化及びブロードバンド基盤整備の推進」を図るセミナーにて講演(京都市)
2008年岡山県笠岡市「笠岡諸島の高速ブロードバンド回線の活用方法」をアドバイス
2009年神奈川県逗子市「ICTを地域住民のコミュニケーション手段として、どう活用できるか」をアドバイス
2010年神奈川県逗子市 「ふれあい活動圏とコミュニティ・ビジネス ~地域情報化の視点をふまえて~」をテーマに勉強会を実施
2011年栃木県日光市 「住民満足度を高める地域情報化と自治体の役割」について講演
2011年栃木県日光市足尾歴史倶楽部「 ICTとコミュニティ・ビジネスを活用した地域活性化の可能性について」講演(日光市)
2011年栃木県日光市川俣自治会 「ICTとコミュニティ・ビジネスを活用した地域活性化について」講演(日光市)
2011年山梨県地域情報化推進協議会「コミュニティ・ビジネスとICT」と題して講演(甲府 市) 
2011年~2012年愛知県豊川市の『豊川市総合情報化計画』についてアドバイスを行う
2014~2015年長野県喬木村「戦略的情報発信/村のホームページを利用した情報発信」についてアドバイスを行う
2014~2015年新潟県新潟市「福祉分野の地域情報化/やまがたお互いさまネットワー ク・プロジェクト」についてアドバイスを行う
2015~2016年岐阜県下呂市小坂地区にてICTの利活用とジオパーク認定について講演とアドバイスを行う
2016 年新潟県新潟市の IT 推進と広報活動並びに地域福祉分野(買い物支援、生活支援) の地域情報化アドバイスを行う
2015~2016年埼玉県日高市の「戦略的情報発信推進事業」として、市公式ホームペー ジのSNS連携による市民との戦略的コミュニケーション情報の構築ならびにソーシャルメデ ィアの有効活用に関するアドバイスを行う(総務省委嘱ICT地域マネジャーとして派遣される)
Image11

CB総合美術館の紹介

CB総合美術館   Cbilogo2010cor

 

 

 


 

コミュニティビジネス総合研究所では、

 

アートを通じた、地域の活性化、地域の再生を応援しています。

 

これまでに収集してきた地域に関する

 

3つの分野(かるた、版画、絵本)を紹介します。

 

 




かるたコレクション




版画コレクション




絵本コレクション




HOMEに戻る



 コミュニティビジネス総合研究所
Image11_2

 

 


細内の書籍紹介

細内の主な書籍は、こちら

*
Cbkyoto1
*
Book01
*
Cb
コミュニティ・ビジネス関連書籍の相関図はこちら 
★コミュニティ・ビジネスの近著★
 
『新版コミュニティ・ビジネス』学芸出版社

コミュニティ・ビジネスの定本、前作「コミュニティ・ビジネス」
(中央大出版部、1999年)の全面刷新版です~


細内信孝(著)

学芸出版社/定価1,800円(税別) ISBN978-4-7615-1277-4 
207頁 四六判 2010年12月20日発行


http://www.hosouchi.com/


2017年3月 8日 (水)

コミュニティ・ビジネスと世界の社会起業家(3)

<ドイツの社会起業家>

ドイツのエコロジーファーム・ヘルマンスドルフ

96d1

社会彫刻の提唱者ヨーゼフ・ボイスも社会起業家の一人

Photo_3

ドイツの「エコメッセ」にて、電気自動車の広告には『エコバンク』のロゴが入っている。環境芸術家と一緒に撮影。ドイツには環境芸術家や環境庭園美術館、緑の党、サイクルクラブ、エコテストなどがあり、世界のエコロジーをリードする先進国だ。また生活のベースにはミツバチとの共生がある。

ドイツ・ミューヘン近郊のエコロジー農場ヘルマンスドルフ訪問。細内所長が訪れたテーマパーク型の有機農場・ヘルマンスドルフの買物風景と店舗内の様子です。

●ドイツの子供・エコメッセ、エコテスト本部やIBAのエムシャーパークの本部(元発電所)を訪問しました
またスイスのドルナッハでゲーテアヌムやシュタイナー学校に接し、シュタイナー教育を体感しました。

<アメリカの社会起業家>

アメリカ・シリコンバレーのジョイントベンチャー・スマートバレー公社の事務局を訪問しました。スタンフォード大学ビル・ミラー教授(スマートバレーの副会長)来日時、CBNのセミナーにも出席していただきました。

<その他の社会起業家>

●JICA(独立行政法人国際協力機構)の仕事でタイ、マレーシア調査団の一員になり、現地調査を担当しました。

<その他海外視察と訪問団>

0051

CB総合研究所に来所した海外調査団のメンバー。

韓国における2008年ソウル講演、2010年ソウル国際シンポジウム講演2016年11月全州国際シンポジウム講演、2016年12月完州フォーラム基調講演、英国ロンドンのブロムリー・バイ・ボー地区訪問、中国北京故宮博物館・中国万里長城視察、スイスの森林都市・山岳観光都市視察、英国大英博物館視察など、一連の調査研究活動。

*
*
Image11_4

コミュニティ・ビジネスと世界の社会起業家(2)

●寄稿「地域のニーズにこたえる社会起業」Coco21   

CBN運営委員の木村政希氏と一緒に、コミュニティ・ビジネスと社会起業に関する論稿を発表しました。掲載:「JOYO ARC(常陽アーク)」2009年10月号<常陽銀行機関誌>特集 pp6~11 本文はこちらからご覧いただけます。

Coco1

2_102

英国の社会起業家
20_2
●コミュニティ・ビジネス通信
細内所長が、イギリスの社会起業家支援団体CAN(Community Action Network)を視察した時の報告レポートです。
また、次の写真はそのときのCAN(Community Action Network)代表アンドリュー・モーソン氏らと山岡義典法政大学教授をはじめとする
日本からの訪問団(細内所長もそのメンバーの一人)との討議風景です。

アンサー編:英国チームの訪日同行記(2004.7)

 

地域通貨開発組織 LETSLINK UK
 (LETS:Local Exchange Trading Systems)

1990年代よりイギリスではLETSを通じた地域の活性化が行われています。
LETSLINK UKは、世界初の国家単位の地域通貨システムの開発や研究、普及を行っている団体です。細内所長は、以前この団体を訪問視察し、地域通貨システムによるコミュニティの活性化について情報交換を行いました。そのとき購入した『レッツ・インホ・パック』は日本語に翻訳され、日本各地で有効に活用されています。下記の写真は LETSLINK UK代表のリッツ・シェパードさんと私、そして同行の村山氏(現福岡県立大学教授)。

  
*
Photo
*
S

コミュニティ・ビジネスと世界の社会起業家(1)

アジアの社会起業家

Image11_5

◎2016年12月6日に韓国の完州郡で開催されたコミュニティ・ビジネス(社会的経済)国際フォーラムに招請され、郡庁舎にて基調講演をしてきました

*
◎2016年11月1日に韓国の全州市で開催された国際シンポジウム(韓国政府行政自治部地域振興財団主催)『持続可能な地域共同体2016』に招かれ、招聘講演をしてきました

*
  

<アジアの社会起業家>

2015年5月ベトナム・ハノイ市の地域社会を見てきました。
 
ベトナムのハノイ市の通勤風景、バッチャンの焼き物工場、孔子廟など     

インド訪問の目的

S2012_0422_

細内所長、2012年4月にインドのコミュニティを見てきました。

Sdscf2189

2_116

Dsc02277


2017年3月 7日 (火)

神秘の国インドのバープー

ガンディーの映画を見ると、なぜか勇気が湧いてくる。もう5回は見たであろうか。

バープー(現地ではお父さんという愛称で呼ばれている)ことガンディーは、丸眼鏡をかけ、インド綿布の衣をまとい、竹の杖を持ち、そして草履を履き、小走りに歩く姿が印象的だ。

そして、そのスマイルに多くの人々が魅了される。

S2012_0421atm

なぜか、ATMにバープーの等身大の写真があった

Photo_3

彼の地・天竺は私の好きな国の一つだ
*
Photo
Photo
ガンディー廟とバープーの石碑
*
Photo_2
観光客で溢れるインド門は壮大な石門だ
*
S2012_0422_
アーグラ城のゾウ使いと観光客
*
S2012_0420_224056dscf0013
インディラ・ガンディー空港の空間デザインはとても神秘的だ
*
20120420_230
世界一美しい霊廟、夕焼けに映えるタージ・マハル
*
S2012_0422_194834dscf0343
城の番人たちと記念撮影。最近日本の城にもいる武者姿のアクターと同じ?
*

2017年3月 5日 (日)

先輩研究者の鬼籍入りはたいへん寂しいもの

図書館学・情報学の基礎をご教示頂いた田中功先生が4年前にすでにご逝去されていたことを、拙稿の整理・検索中に発見した。大変残念の一言に尽きる。

*
忙しさにかまけてもう十年来お会いしていなかったが、今でも田中先生の温和な姿が目に焼き付いている。私が情報学の基礎を築けたのも、総務省地域情報化アドバイザーにつけたのも先生のおかげであると思っている。
*
田中先生とは先生がJICSTから産能短大へ移籍時から、そして当方産能大学総合研究所研究員時代からご一緒する機会をいただいた。その後、先生は日本女子大学の図書館・情報学の教授として招聘され、また当方は銀行系研究所へと転職したが、何度か共著の執筆や論文作成等でお世話になった。
*
先生は渋谷育ちのダンディで温和な方というのが衆目の一致するところだ。お酒が入ると、子供のころの渋谷駅近辺の様子をお話しされていた。仕事の打ち合わせで川崎市多摩区生田のご自宅にも伺ったが、その場で健康茶をおすそ分けしていただいたことも何度かあり、健康にはひと一倍気をつけられていたと感じていたが、人の人生とは分らないものである。
*
田中先生は最後に日本女子大学図書館長で退職され、名誉教授となり、悠々自適な生活をおくられていたらしいが、先輩研究者の鬼籍入りは寂しいものである。ご冥福をあらためてお祈りする。
*
合掌
S_003

2017年3月 2日 (木)

細内のドイツ文化とヨーゼフ・ボイスとの出会い

私のヨーゼフ・ボイスとの出会い、それは1994年ころから通い始めた青山にあるワタリウム美術館からはじまった。当時勤務していたメーカーの生活文化研究所主任研究員としてのお付き合いからであった。私にとって、今でもヨーゼフ・ボイスの社会彫刻・社会実践派としての印象は強い。

Photo
☆CB総合研究所の玄関入り口に掲げられているヨーゼフ・ボイスのシルクスクリーン
*
もともとアート好きであった私だが、ワタリウムでは蔡国強(当時日本にアトリエがあった)氏やヤン・フート(ゲント現代美術館創設者)氏の紹介を受けた。
*
私は当時メーカー系の研究所の仕事でドイツにおけるエコロジー研究を担当していた。1996年にはドイツのシュツットガルトから始まるエコロジーに関する現地調査を開始した。シュツットガルト市は、ヨーゼフ・ボイスに影響を与えたルドルフ・シュタイナー(人智学の提唱者、教育者)の足跡が残る都市の一つでもあった。その後、スイスのドルナッハまで足を運び、その本山であるゲーテアヌムを訪ねた時、見たこともない不思議な建築物とその柔らかな色彩観に驚き、今でも強く印象に残る出来事の一つとなっている。
*
ミュンヘンのシュタイナーの学校では、低学年の授業を参観することができたが、日本の教育とは全くかけ離れたもの。またBMWの本社では、車の歴史と環境問題に関する姿勢をその企業博物館から学び取った。そしてミュンヘン郊外にあるエコロジーファームでは、農産物に関する環境基準の厳しさと理想とする域内のエネルギー循環のあり方を学んだ。
*
数度に及ぶドイツのエコロジー調査では、健康的な住まいのあり方を知るために、建築生物学の建物とそこに住む人々の暮らしを多く見て回った。またフライブルグでは隔年開催のエコメッセに連続して視察・調査することができた。
*
ルール工業地帯にあるIBAのエムシャーパークでは、地域再生のコンセプトのつくり方を学んだが、大きなガスタンクがアートになり、産業遺跡がNPOの事務局になっているのには正直驚いた(当時日本ではそうした保存方法は少なかった)。これは英国でも同じような活用方法である。
Photo_2
☆ヨーゼフ・ボイスのシルクスクリーン・イエローから

« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »