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2017年4月

2017年4月21日 (金)

津端さんへのアンサー編「手間ひまかけて暮らしを楽しむ」とは

還暦の誕生日に思うこと。

「本当の豊かさとは、自分の手足を動かす暮らしにある」(津端修一談)
以下にいくつかの津端修一談を紹介しよう。
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「自分の家は自分で維持する」
「土を耕し、最後は土に戻すこと」
「それには楽しく農作業をする工夫が必要」
「手間ひまかけて暮らしを楽しむ」
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そして津端英子さん談
「未来に向けて新しい暮らしをするんだって思っていた」
「お金が底をついたら頭を切り替えて」
「自分流に生きてきた」
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生きる知恵として彼らから学ぶこと、私なりに感じたこと。
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『夫婦の間には適度な隙間をつくること』
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『子や孫(はなこさん)には正しい暮らしを伝えること』
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『時をためることが、人生の生きる意義・意味』
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さもありなん
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最近の津端ご夫妻のヒットの意味がやっと分かったような気がする。
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「人生フルーツ」のドキュメンタリーやご夫妻の書籍だけではないなと思った。
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<小生の津端ご夫妻との交流ブログ、いくつか紹介している>
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参考図書:つばた英子・つばた修一著「ききがたり、ときをためる暮らし」自然食通信社

2017年4月20日 (木)

コミュニティ・ビジネス提唱者 細内信孝講演会のご案内

5月15日に細内所長が寒川ロータリークラブの公開例会で講演します。
その案内を下記に転載します。
会場は全国的にも方位除けで有名な寒川神社です。お近くの方はご参集ください。
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<コミュニティ・ビジネス提唱者 細内信孝氏の講演会のご案内>

拝啓 春寒の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃より当クラブの活動 にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、私たち寒川ロータリークラブは、かねてより寒川町を活性化するためには行政の対 策を待っているだけではなく、地域が率先して、できることからアクションを起こすことが 大切と考えておりました。
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そこで、この度当クラブでは、コミュニティ・ビジネスの提唱者 細内信孝氏を講師にお招 きし、地域を豊かにする考え方と実践例、まちづくりの問題点と可能性についてご講演い ただくこととなりました。
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つきましては、当クラブ会員だけでなく、他の社会奉仕団体の皆様並びに、「寒川町を元 気にしたい」とお考えの方々、「寒川町の未来を良くしよう」と活動中の方々にも広くお聴き いただきたく、当日の詳細を下記の通りご案内申し上げます。
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なお、大変お手数ではござい ますが、寒川ロータリークラブ事務局あて出欠をお知らせいただければ幸いです。
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皆様のご参加をお待ち申し上げます。 敬具
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講演会の日時:5月15日(月) 18時00分より 1時間
場所:寒川神社 参集殿2階「桃山」
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神奈川県寒川ロータリークラブ事務局 TEL:73-0046
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2017年4月10日 (月)

新入社員に贈る言葉「ラッシュ時の電車の乗り方を覚えよう」

今日4月10日月曜日の東京都心と郊外を結ぶ京王線(新宿-高尾山口が本線、井の頭線、相模原線もある)の朝の案内板に電車の大幅遅れが表示されていた。その理由がなんと混雑によるものであるとのことだが、ピンときた。

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30数年前になるだろうか、当時の上司から聞いた話しを思い出したのである。
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この春の時期、しかも新入社員が会社に初めて通勤する朝、ラッシュ時の電車の乗り方が分からない新入社員が大量に発生し、そのためか電車が大幅に遅れるのである。
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例えば車両の中ほどが空いているのに、車両のドア―付近で立ち止まり、入り口を塞いでしまう新入社員等など。
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だから新入社員への贈る言葉として、『まずは朝の通勤ラッシュ時の電車や地下鉄の乗り方を覚えよう!』である。
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会社のルールも大切だが、こうした公共のルールも大事だ。
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首都圏の1都3県には4300万人が住んでおり、東京都民だけでも1330万人もいる(30年前より首都圏は人口が増えている)。新社会人を迎えるにあたり、電車の正しい乗り方を喚起する交通広告やテレビ、ラジオなどでもこうしたことを紹介してよさそうであるが、それがない。
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そこに、わが国の変な習慣、例えば残業しなくてもよいのにただ単に会社に残っている(周りの社員より先に帰るのが心苦しい)など、非効率的な社会、働き方や生き方の存在があるのだ。
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ゴールデンウィークの大移動や4月に一斉入社などの大混雑も同じ原理なのだ。
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目立たぬように皆んで渡れば怖くない。
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個性がないから顔が皆同じ?、まるでロボットのよう?
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☆でも日本のロボットは鉄腕アトムのようにクレバーだ
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2017年4月 8日 (土)

戦国武将長井道利の真実、過去帳を発見

細内が取り組んでいる旗本井上家の研究で、井上家の開祖である戦国武将長井道利(齋藤山城守正利の男と記載あり)の正室名が、その菩提寺(黒田家の建立)にある過去帳から判明した。長井道利は3度?正室を迎えている(1度目は井上兄弟の母か?しかし名前は不明、2度目は東常慶氏の娘、3度目が今回の稲葉宗張の娘、井上姓の3男井上時利:1566年生まれの母の可能性がある)。また齋藤道三の娘が稲葉一鉄の息子に嫁いでおり、豊後臼杵藩の藩祖稲葉貞通の正妻となっている。その血脈は公家を通して現在の皇室まで繫がっている。

☆そして稲葉家と井上家の付き合いは江戸幕末まで続く。(2015年7月5日の上記リンク記事<旗本井上家の研究>より;文献を検索していくと、さらに興味深い論文を目にした。それは佐藤論文(1998) の「大名の隠居・家督願について」の中に豊後臼杵藩5万石の11代当主稲葉氏の隠居に伴うお知らせ先に井上美濃守(井上本家・井上利泰大目付)と合わせて、分家・井上熊蔵の名前が出てくるのである。稲葉氏と井上(長井斎藤)氏は美濃国において稲葉宗張の戦国時代から親戚関係にあり(佐藤論文ではそこまで触れていないが)、300年後の江戸幕末までそうしたお付き合いを維持していたことは、下記の長井道利の正室・稲葉宗張の女(娘)からもその関係が類推できる

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*齋藤越前守利永に始まる長井斎藤流・井上氏の臨済宗過去帳
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過去帳には長井隼人正利道(元亀2年8月28日没)あり、菩提寺の過去帳上では道利が利道になっているが、これはよくあること。その左にあるのが同室、つまり道利の正室のことだが、歴史上では長井隼人佐の正室は東常慶の娘(遠藤慶隆の母)が一般的だが、ここでは稲葉宗張殿の女(娘)となっている。しかも慶長10年(1605年)に亡くなっている。また同じ京都・大徳寺の芳春院(前田家の建立、紫衣事件で沢庵と一緒に連座した玉室宗珀;長井道利の息子か?がその開祖:国立公文書館蔵の井上家家伝では玉室は長井道利の子供と記載)に、その正室の木像が安置されていると記載されている。つまり宗珀の母親の木造が芳春院にまつられていることになる。明治期の廃仏毀釈で現在不明の可能性がある。
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そこで稲葉宗張とは、いかなる人物か調べて見た。京都大徳寺の高桐院(細川家の建立)にその稲葉宗張(良籌)の肖像画を発見した。
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*稲葉宗張(良籌)の肖像画
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*大徳寺住持の古嶽宗亘によるその賛
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稲葉一鉄(1515~1588)の肖像画にも似ているが時代が違う。それは1526年に古嶽宗亘がその賛を書いていることからも分かる。1526年では稲葉一鉄がまだ11歳の時である。彼には5人の兄がいたから一鉄の兄たち、もしくはその父親(父を含め、いずれも牧田の戦いで戦死している)か、父親関連の稲葉一族かもしれない。
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肖像画の出典:文化庁監修『国宝・重要文化財大全』1絵画(上巻)毎日新聞社1997年
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*端正な顔立ちで30歳代の人物と思われる。この肖像画は国指定の重要文化財である。
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上述の長井斎藤家(藤原姓齋藤流井上氏)と稲葉家の親戚関係(長井道利の正室という立場上、井上時利や玉室宗珀の母の可能性は高い:少なくとも井上家の過去帳上はそうなっている)は、新しい発見である。だから日本の歴史は面白い(細内談)。
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☆姓は藤原、苗字は齋藤、禄は井上、公式の文章には必ずこう表記した旗本井上家
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☆長井豊後守から始まる家系図
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2017年4月 5日 (水)

日本の社会問題と長野モデルの提案 Social Issues in Japan and NAGANO MODEL : Japan ’ s Sustainable Local Community

Social Issues in Japan

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*黄門さまの出番だ!
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★Population Decline Present Population 127 million→estimated as less than 100 million in 2048
★Predicted social issues Birthrate decline, aging society, decline of power of community, and shortage of revenue
★Issues of local governments A big merger movement reduced the number of local governments from 3300 to 1700. Therefore, public services and facilities were merged and inconvenient.
Community Business will be a solution to substitute to poor public and local services and to enrich local citizens’ autonomy.
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Concepts of Community Business
1. To create a work-life style with a view of a local community as a sphere of everyday life
2. To create business and services which are required by local citizens
3. To contribute to solving social issues and providing life-support services by using business approaches
4. To create life-sized business within a work-life community. 
5. To utilize their local resources which have not been used or focused.
6. To contribute to building a new social relationship and business partnership with a local community.
7. To incubate local citizens autonomous work style and lifestyle, Community management.
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NAGANO MODEL : Japan ’ s Sustainable Local Community
1. # 1 longevity in Japan (Male: #1, Female: #5)
2. Face-to-face relationship in local community
3. History and atmosphere of autonomy by local citizens
4. Local community comparatively sustains communal ceremonial places (e.g. marriage and funeral)
5. Strong attachment and pride toward their own community in all ages.
6. Various jobs and work styles even for senior citizens
7. Coexistence of up-and-coming spirit and diligence
8. #1 in start-ups by seniors
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copyright  community business institute
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☆日本語版

日本の社会問題と長野モデル:日本の持続可能な地域社会

社会問題

★人口減少
現在の人口は1億2,700万人→2048年には1億人未満と推定される
★予測される社会問題
出生率低下、高齢化社会、地域社会の衰退、財源不足など
★地方自治体の課題
大規模な合併により、自治体数が3300人から1700人に減少した。そのため、公共サービスと施設が統合され、不便になった。
コミュニティ・ビジネスは、公共および地方政府の弱者層に対する社会サービスを代替えし、地方自治体の自治を豊かにする解決策の一助になるでしょう。
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コミュニティビジネスのコンセプト(CBが日本を救う)
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1.日常生活圏の地域社会を視野に入れたワークライフスタイルの創造
2.住民・市民が必要とするビジネスとサービスを創出
3.社会的課題の解決に貢献し、ビジネスアプローチを用いた生活支援サービスを提供
4.地域コミュニティ内で等身大のビジネスを創造する。
5.使用されていない、あるいは集中していないローカル・リソースを利用する。
6.地域社会との新たな社会関係およびビジネス・パートナーシップの構築に貢献する。
7.地域住民の自律的な仕事スタイルと生活スタイル支持し、コミュニティ管理を醸成する。
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長野モデル:日本の持続可能な地域社会の提案
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1.日本における長寿地域(男性:長寿日本一、女性:長寿ベスト5)
2.地域社会との対面関係が良好、顔の見える関係を大切にする
3.地元市民の伝統的自治の歴史がある
4.地元のコミュニティは、共同儀式の場所(例えば、結婚や葬儀、祭りなど)
5.あらゆる年齢層で自らのコミュニティに対する強い愛着と誇りがある
6.高齢者のための様々な仕事や仕事のスタイルが確立されている
7.新進気鋭の精神と勤勉さが共存
8.高齢者のスタートアップでは日本一
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*コミュニティビジネス研究所作成

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