ドイツ文学者の子安先生を悼む
東京千駄ヶ谷のCB総合研究所で7月4日の夕刊に目を落としていたら、訃報欄にドイツ文学者で早稲田大学名誉教授の子安美知子先生の訃報に接した。
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20年前になるだろうか、私は当時メーカー系の研究所でドイツのエコロジー研究とシュタイナー思想について研究をしていた。そして訪独前にお話しを聞きに行ったのが、子安先生であった。日本におけるシュタイナー研究の第一人者であった子安先生とシュタイナー学校に実際通われたことのある娘さんから直接お話を聞く機会を得たのである。小田急線沿線にあったご自宅で丁寧なご説明を受けたのが今でも脳裏に残っている。
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訪独時に子安さんからガイドを受けたミュンヘンのシュタイナーシューレを実際に訪問し、世界中に800校もあるというシュタイナーシューレの存在意義を確認したのである。その後、スイスのドルナッハにある本部も訪問し、人智主義の生活との一体化を自分の眼で見い出したのである。先人の知恵とご指導に感謝である。
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子安先生のご冥福をお祈りする。合掌
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