健康寿命と製品寿命に合わせて生活しよう
町づくりでも、健康寿命が話題になっている。
後期高齢者手前の74歳がその分岐点であるといわれている。
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単に年齢の分布から語れるものではないが、少子高齢化社会のいま、町づくりには健康寿命を伸ばす施策が欠かせないだろう。
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そうした施策の一つにコミュニティ・ビジネスがあることは間違いない。
60歳を超えても、例えば緩やかに週4日ほど働く場が地域コミュニティにある。社会参加の場としてのコミュニティ・ビジネス(地域活動やボランティアも含む)にはそうした役割・機能がある。
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そして製品寿命についても、使い捨ての消費文化はもうやめたほうが良い時代だ。
例えば、私の経験則だが、数千円の安い自転車は、3~5年の製品寿命だ。一方フレームなどがしっかりした数万円クラスの自転車は、メンテナンスさえすれば10年以上の製品寿命があった。町の自転車屋さんも仕事になったものだ。
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同じように眼鏡も同様だ。数千円の安いメガネの製品寿命はおおむね3年ほどだが、フレームなどがしっかりした眼鏡はメンテナンスさえ毎年すれば、10年以上はその使用に耐えられる。現に私の眼鏡は10年以上のものを3本ほど、使いまわししながら活用している。
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少子高齢化社会の生活態度とは、上記の自転車や眼鏡のように本物製品をメンテナンスしながら長く使うもので、町づくりにもそうしたことに配慮した施策やハードを導入すべき時機で右肩上がりの経済成長は必要のない時代なのだ。
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