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2017年12月22日 (金)

持続可能なコミュニティ・モデル、長野モデルへの序章

超高齢社会の持続可能なコミュニティ・モデルとして、細内所長は、長野モデルを挙げているが、その始まりは、1970年代の信州大学教養学部時代に玉井袈裟男先生の農学の授業を受講したことに始まる。

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その後、社会人となり、1990年代から玉井袈裟男先生の風土舎・個人事務所に出入りするようになり、玉井先生の推薦で21世紀信州村づくり塾の講師や農村女性の生活改善に関するフィールドワークに、お供させていただいた。また岐阜県高山市で開催された岐阜県主催の講演会にも推薦していただき、渡辺文雄館長のもと無事務めを果たすことができた。
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そして2002年7月には、当時玉井先生(信州大学名誉教授)が教鞭をとられていた松本大学においてコミュニティ・ビジネス(CB)の講演を頼まれ、学生や社会人を前にCBのお話しをしたことを今でも鮮明に覚えている⇒「20020713.pdf」をダウンロード
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また翌年の2003年には長野県庁より講演依頼のお声がかかり、長野市内のホテルでCB講演を行い、実践者として参加していた(株)小川の庄の創業者権田さんや信州新町のNPO法人ふるさとの黒岩さんたちとそこで面識ができたものだ。玉井先生には、リンゴで育った信州牛のステーキをご馳走になったり、先生の助言で出来た果実酒を沢山いただいた。いずれも今考えると信州の風土に則したCBであり、CBはモノ持って語れと教えられた。
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こうして長野県内、小諸市、東御市、上田市、長野市、松本市、塩尻市、大町市、富士見町、栄村、野沢温泉村、駒ケ根市、飯田市、喬木村、など県内くまなく、CB普及のための講演、ワークショップで各地を訪れた。
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そうしたなかで私は、今、信州の先人、風土論の三澤、農村社会論の玉井、両先生の導きにより、持続可能なコミュニティモデル・長野モデルの構築に取り組んでいる
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持続可能なコミュニティモデルはこちら「s.pdf」をダウンロード
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折しも厚生労働省より毎年恒例の都道府県別男女別の平均寿命が発表になったが、女性は長野県が1位、男性は長野県2位、総合でも長野県が1位と今朝のニュースが伝えていた。
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この結果は、医療福祉面だけの功績ではなく、風土に則した持続可能なコミュニティ環境が大きく貢献、影響していることも見逃せないと思っている。
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*学生時代に筆者は松本城近くのあがたに下宿していた
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*野沢温泉の大湯、こうした共同湯が豊郷地区には13か所ある
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*NPO法人が運営する農業用水を活用した大町市の小型水力発電
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*1997年3月CBN設立記念のシンポジウムに信州松本から来ていただいた玉井先生(左端が細内、墨田区のすみだ産業会館にて)
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CBNは、1999年に墨田におけるコミュニティ・ビジネスを子供たちにも広める為「まちにやさしい仕事」と題して絵本を作成した(細内信孝監修、絵・松本真理子、文・萬玉みか)。

近隣の小学校に絵本が提供され、NHKのニュースで紹介されたり、朝日新聞にも掲載された。
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