私の江戸小紋の1点もの勝つ虫ベストは縁起が良い?
大相撲のメッカJR両国駅前にコミュニティ・ビジネスの共同事務所を構えていたころ、墨田区内の江戸小紋の染もの屋さんにオーダーした特別1点ものが次の勝つ虫ベストである。
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☆前は無数の黄色トンボ柄、後ろは極大の黄色トンボが描かれている
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江戸小紋の勝ち虫ベストは、色柄指定の細内プロデュ―ス作品である。当時私も40歳と若く、前のめりで物事に取り組み、後ろを顧みない自分の姿がこのベストから読み取れる。今は、こうして後ろを時々振り返りながら将来の姿を模索している。
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勝ち虫は、6世紀の雄略天皇の時代から縁起の良い虫として伝えられている。戦国時代の武将が好んで兜の前付きに着けていたものの一つが、この勝つ虫である。トンボは後進しない、前進するのみである。甲州の印伝にもこの勝つ虫、トンボ柄がよく使われるのも、パワーがあり、縁起が良いことから来ている。
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還暦を迎えた私は、最近横滑りをしたり、後進することも覚え、時には転進することもやぶさかでない心境に達した昨今である。
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