あの人の心に残る珠玉の一言その1、資生堂福原さん、編集工学松岡さん
あまり人の言うことに耳を貸さない小生にも、心に残る先人の珠玉の一言がある。
毎回いくつか例を挙げて紹介してみよう。
2003年の夏、立教大学大学院の兼任講師をしているころ、資生堂の福原会長(当時)と講師控室でご一緒したことがある。
テレビに映るお顔からすぐに名刺交換をさせていただいたが、小生が全国各地をまちづくりの講演で歩いていることを話すと、「それは良いことですね。日本各地を廻ると、その土地土地の風土や文化が分かり、やがて日本社会の全体像が見えてきますよ。」とアドバイスをいただいた。
あれから気が付いてみると2019年の秋、小生の講演、セミナーの回数は、30数年間で優に3千回を超えた。北は北海道の旭川から、南は鹿児島の離島徳之島、そして沖縄の那覇まで全国各地を講演、セミナーで歩いてきた。
1994年当時、オムロン系のヒューマンルネッサンス研究所の主任研究員として在籍していた時、当研究所の研修で編集工学の松岡正剛さんの話しを聞く機会を得たが、印象に残っているのは、松岡正剛さんが事務局に依頼したことは、『講義中にペットボトルの水を必ず2本用意しておくこと』だった。
小生も、その後の講演、セミナーでは、主催者さんに松岡さんと同じようにペットボトルの水をお願いしている。25年前の当時、まだペットボトルの水を買うという習慣が一般化していなかった時代だ。時に講演先の壇上には、少しカビ臭い水道水の入ったものが用意されていたものだ。
こうして先人松岡正剛さんに講演、セミナー時の心構えをご教示いただいた。ちなみにヒューマンルネッサンス研究所における松岡さんの講義テーマは「花鳥風月」であった。
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日本のお祭り。長野県野沢温泉村湯澤神社の祭りに地縁団体野澤組の3役揃い踏み
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