あの人の心に残る珠玉の一言その4、福井謙一ノーベル化学賞受賞者
2019年ノーベル化学賞に日本の吉野先生の受賞が決定したが、化学賞は日本人の受賞者が多い分野の一つである。
ノーベル化学賞のニュースの度に思い出されるのは、日本人で最初にノーベル化学賞を受賞された福井謙一先生のことである。今から25年前になるだろうか。
小生、福井謙一先生の前座講演をしたことがあり、私の講演人生から見ても、そのことが私の矜持の一つになっている。
*以下、画像をクリックすると拡大します
それは、大分で行われた豊の国シンポ94である。
テーマは『21世紀をクリエイトする発想の原点を探る』と題して開催されたもので、当時京都大学の基礎化学研究所所長をされていた福井謙一先生が招聘され、ノーベル賞の受賞テーマ「フロンティア理論」について講演されたが、その前座講演の何人かの講演者たちのトップをきって、小生も『情報財の価値について』と題して、講演した時のものが次に掲げる写真である。
後日送られてきたシンポ、講演の内容をまとめたブックレット
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当日関係者に配付された福井謙一先生の自筆の講演原稿
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当日の講演録は、正式に『豊の国シンポ94』ブックレットとして写真のような黄色い小冊子になっている。
シンポジウム終了後、事務局さんの計らいで福井謙一先生たちと食事をご一緒したが、新しいことに挑戦するのが真の研究者である、という力強い言葉を頂いたのが、今でも心に強く残っている。そして関アジと関サバの生きのよい食味も忘れ難い思い出である。
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