« 坂下門から入り、乾門通りを進み、天守そばの大嘗宮に向かう | トップページ | 寅さんに見る、起業家教育は、みんなの根本精神を変えなきゃあ、変わらない »

2019年12月15日 (日)

テーマパークに見る、武士の出現から始まる一所懸命の土地本位制度の価値観

事務所の資料を整理していたらシンクタンク研究員時代の資料が出てきた。

当時勤務していたシンクタンクの調査で新しく建設された全国のテーマパークを訪問し、テーマパークの事業性可否のヒアリングを重ねていた。おおむね全国にあるテーマパーク50か所は越えたであろうか。

当時小生の仕事によるTDLへの訪問は60回を超え、応対してくれた広報担当者によるシンデレラ城の地下にあるスタッフ専用のトンネル内の視察は、同僚研究員に対する自慢話しの一つになった。

Dsc_0014_20191215165501

オープン時の長崎県佐世保市にあるハウステンボスを訪ねる。県工業団地があったところに新しくテーマパークが出現した

*画像をクリックすると拡大します

Dsc_0020

これは『レジャーランド&レクパーク総覧』綜合ユニコムに寄稿した拙稿『日本のレジャーランド考』である

Dsc_0019

レジャー産業界においてはバイブル的な書籍だ

Dsc_0022

当時はテーマパークという新奇性からか、多くのメディアからテーマパークに関する寄稿やコメント依頼が殺到した

Dsc_0012-2

和歌山県和歌山市のポルトヨーロッパを訪ねる

☆全国数十所のテーマパークをヒアリングして導き出した金融機関の融資可能な金額は、日本ではエンターテイメントの採算性や将来性よりも、駐車場を含めたパークの土地・不動産の売却可能な額が融資審査のベースにあった。そうして武士出現以来のモットーである一所懸命の土地神話は、こうして今も生き続けている。

« 坂下門から入り、乾門通りを進み、天守そばの大嘗宮に向かう | トップページ | 寅さんに見る、起業家教育は、みんなの根本精神を変えなきゃあ、変わらない »

写真的備忘録」カテゴリの記事