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2021年7月14日 (水)

過去の成功体験に縛られて、未来を見つめる目は決して科学的・データ的でない現状を憂う

わが国の先進国プライドとは何か、為替レートにもよるが、とうとう一人当たりのGDP(国民の幸せ指数?)は隣国よりも低く?なってしまった。

コロナワクチンが独自につくれない国、労働者の生産性が欧米に比べて低い国、食料の自給率が37%しかなく、人口が毎年鳥取県規模で縮小している国など、国力の低下は間違いない。

今の日本は、過去の成功体験(1964年の東京五輪はたいへん素晴らしかった、日本人の遺伝子にはプラスのファクターXがある、思い込みによる安心・安全論など)に精神的に縛られて、未来を見つめる目はけして科学的・データ的ではない。

*習志野市のCB講座で受講生より頂いたかるた

Narasino-karuta

*わが国は、いにしえより災害の多い国

現状のわが国の課題を列挙してみよう。

部分最適と全体最適のバランスがわるい国?、異領域同士を結ぶ革新的な情報ネットワークが作れない国?、均一的なコミュニティで中央集権の縦割り社会の国だから仕方ない面もある。かつリーダー不在の国、政治的リーダーの育成機関がないから、リーダー同士のフォーメーションが組めない国?ますます国の先行きは心配だらけだ。

そしてコロナで地域、地方の首長の先を読む目が試される時、その優劣がハッキリと出る今回のコロナ禍である。

江戸幕府も、1860年代の幕末に安政のコレラ禍で崩壊したといってもよい事象が起きたが、その二の舞にならなければよいが心配だ。

歴史は繰り返すというが、再び過ちを繰り返さないことを祈るばかりだ。

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