登場人物との関係性を見てくると、NHKの大河ドラマも毎週楽しみになってくる
この写真は、江戸幕末時の旗本井上家の先祖書の一部である。
母方の女系つながりながら、私の高祖父(4代前)にあたる井上勘次郎利明の名前が中央に見える。利明の父親は小普請組の井上収蔵利和(5代前)で、その母は平野主水の女(娘)と中央部分に記載されている。そうすると平野主水(大和国の交代寄合・旗本5000石)は、私からちょうど6代前の祖にあたるわけだ。
平野家は、賤ケ岳7本槍の一人、平野権平の末裔にあたる。そして江戸幕府の公文書「寛政重修家譜」によれば、平野家は鎌倉幕府得宗(執権)北条家の庶流を称している。いわば北条義時の末裔といえるだろう。
ここまでくると今年(2022年)のNHK大河ドラマ「北条義時(正式タイトルは、鎌倉殿と13人の何とか何とか、で忘れてしまった)」が俄然面白くなってきた。それは、少しは自分も北条義時に関係するかもしれない?と考えたからだ。こうして関係性をよく見てくると、NHKの大河ドラマも毎週楽しみになってきた。ただし家譜は仮冒も少なくないので、半分は娯楽の一つとして見た方がよいだろう。
昨年の大河ドラマ「明智光秀」も、信長の岳父斎藤山城守道三の登場で、その関係性や戦国時代を楽しむことができた。詳しくは、拙著『美濃斎藤氏に繋がる藤姓井上家の女系史伝』を参照されたし。
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