我々は文明開化以降の時間泥棒を断ち切れるだろうか?
明治期に福澤諭吉が作ったといわれる言葉、「経済」とはいったい何だったのだろうか。
それは極論すれば「時間」であったというのが、私の結論である。
☆
その象徴は、かってテレビから流れてきた『開いててよかった「7-11」』や『24時間戦えますか』という言葉にも集約され、エンデの「モモ」の『時間泥棒』もそのたぐいである。
☆
江戸時代の日本人は時間に関して鷹揚であったと外国人の旅行記などに記載されている。文明開化の鉄道開始(明治5年)の150年前ごろから時間に敏感になり、脱亜細亜を唱え、時間を気にする民族へと変貌した。
☆
そのデメリットとして今や一億二千万の国民全員が時間泥棒に遭っているように思えてならない。その証左は世界で一番睡眠時間の短い日本人が話題になる。
☆
新しい資本主義を提唱するどこかの国の首相に参考としてもらえればありがたい。
☆
☆
« 北海道、東北の人口減少が今とんでもないことになっている(ブースター版の記事) | トップページ | 私も若い »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- わが国のソフトの劣化がとても心配だ!(2025.01.22)
- 堀田先生を悼む(2024.12.04)
- 公共図書館満席の時代(2024.10.10)
- さあ―大変だ。新聞の発行部数が減っている(2024.06.08)
- あの素敵な昴に乾杯、そして合掌(2023.10.16)