なぜ長野県が日本一の長寿県なのか? 細内解説
2022年の調査によると全国一の長寿県(女性1位、男性2位)は長野県である。
その主因を私なりに、学生時代の4年間の長野生活と毎年仕事等で訪問した実績からも、その解題を試みた。
40年前に比べ、まずは塩分の摂取量が大幅に下がったことで食事改善指導が成功した。鯉こくの味噌汁は塩分量も多く、他地方の2倍はあったように舌が覚えている。
第二は60歳を過ぎても、地縁関係の中に緩やかな働く場がある(有償のコミニティ・ビジネスが周りにたくさんある)。
第3は多種類の野菜を自ら沢山作り、食べるようになったことである。
最後に、この3つを支える農協の支援や県の医療福祉や健康指導が大きく影響していることは言うまでもない。この4つの輪が相互に作用し、長野県を20年近く日本の長寿県の一つとして支えている。
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ピン、ピン、コロリが本当に良いか?私には分からない。
長野県南佐久郡の生まれで、丸子(現上田市)、佐久市で長年生活し、84歳を過ぎてから我が家にやってきた義母、94歳まで長寿を全うした。
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伊那地方出身の山口進の版画『木曽駒ケ岳の遠望と麦踏』(筆者蔵)
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