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2025年1月

2025年1月22日 (水)

わが国のソフトの劣化がとても心配だ!

私は、日本社会のソフトの劣化(問題解決能力の劣化)をとても心配している。

ハード面の劣化、すなわち水道や道路、そして橋、建物などの劣化は周知の事実だが、最近会社や役所などの組織面の劣化を日常生活で散見する。

組織全体を見渡して全体を認識、調整、リードする人材が欠如しているからかもしれないが、根本の問題は、正規と非正規を区別し、待遇面と権限で差を付け、自分の手に負えないことは外だしをしているところに真因がある。

非正規のスタッフを増やすことや業務を外だしすることにより、組織の問題解決能力は低下し、賃金面からわが国の一人当たりGDPも下降していく。すでに近隣の韓国や台湾の一人当たりGDPに追い抜かれる局面にある。

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田中正造の気概

☆彡

2025年1月10日 (金)

巳年に思うこと、小さな社会貢献活動は個人ベースで積極的に競いあうもの

今まで日本における社会貢献は、どちらかというと、つつましやかに目立たず、隠すことが美徳であると思われてきたが、最近は名前を明らかにし、それを積極的に他者と競い合いながら、地域社会に貢献することが地域の発展に寄与するものと理解されている。

欧米においてはシニアになると公園にベンチを寄付するなど、寄贈した人物の名前がラベルとしてベンチの裏面に付帯しているケースだ。例えば、それは”トムおじさんの素敵なベンチ”などと寄贈者の名前付きで、耐用年数を過ぎると新しい寄贈者があらわれ、新陳代謝を繰り返し、公園の名物の一つとなる。お金による納税や寄付などもよいが、自分独自のものが多様化を促す。何もみな同じ貢献でなくて、人それぞれ違っていてよい。自分にあった得意技を社会に還元すればよいのである。そうした理由から、小生は、公共図書館等に拙著を積極的に寄贈することを私の小さな社会貢献活動としている。

企業などは、ネーミングライツとして、地域の体育館や野球場、そしてサッカー場、公共のホール、公会堂などのネーミングの命名権を期限付きで購入し、地域社会に貢献している。それは地域文化の一つとして、地域の未来へとつながっていく。

今や美徳を求めて、つつましやかに隠す古い慣習は、時には躍動する蛇のように脱皮が求められているのかもしれない。

巳年 2025年

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2023.11 岡山県笠岡市郷土館にて古き友と

☆彡

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