書籍・雑誌

2023年2月11日 (土)

拙著「我が家の女系史伝」コミュニティビジネス総合研究所出版部のその後の展開

拙著『我が家の女系史伝』に関する土山公仁さん(元岐阜市歴史博物館学芸員)のコメントを以下に記します。

著者の細内信孝さんは本にも書いてあるように50を過ぎてから ご先祖様さがしに熱中した方である。フルタイムで働く男性の場合、現役の時はなかなか歴史系博物館にも足をはこばなかったが、退職後、歴史に興味をもちご先祖さがしをされる方は一定の割合でいる。その場合、博物館の熱心なリピーターにもなってくれる。細内さんの場合、現役時代に興味をもちはじめたこと、仕事がら全国をとびまわり、その合間に各地の博物館、図書館、史跡、寺院等に足しげくお通いになったことが著書からもうかがうことができる。つちやまも博物館時代におたずねいただき、つちやまの退職後はどうやってと思うがお友達も少ない時期のFBを発見されてしまった。

テレビの影響もあるのだろうファミリーヒストリーはひそかなブームではある。豊田市で現在計画中の博物館もHP情報を見るとそれを正面からとりあげるらしい。いいアイデアだと思うが、それをやるにはかなりのマンパワーが必要なのと個人情報の問題をどうクリアーするのだろうと注視しているところだ。

さて、同書は年末に送っていただいたもので。コメントも求められていたが、年末年始は酒浸りの巣ごもり生活で調子がつかめず、大学の準備もぎりぎりで、その後、シラバス作成、成績付けのため学生からのレポートに格闘していて、手が回らず、今にいたった。

コメントするといっても、著者がわたしのもとをたずねたのは、長井隼人道利がらみだったし、江戸時代に続く井上家については格段知見もないので、関心のある部分に限ったコメである。

長井道利は長井隼人として『信長公記』にも度々登場する人物である。斎藤道三の弟もしくは子供とされているが、土山は道利と面識のあった日重の『見聞愚案記』に記されたように道三の弟でいいと思っている。父親は『六角承禎条書』にある長井新左衛門尉ということになる。細内さんも引いている一部の系図で父親を長井豊後守利隆とするものもあるが、少なくとも利隆は斎藤姓で持是院家をついだ人物だ。斎藤家での系図上の位置は確定できないが、土山は妙椿の子説、これは美濃の刀剣をあつかった図録で書いたことがある。

長井豊後守という記述は美濃の情勢に関しては良好な情報をもとに記された『江濃記』に道三の父親として登場する。道三の養子とも伝えられる正義が斎藤姓を名乗り、金山城主になっているが、これは斎藤利隆(妙全)の養子になったという体裁をとったものだろう。正義は天文8年の寿像が残っている。道三じしんの改姓については天文10年11月の『石山本願寺日記』に斎藤左近太夫(道三)を長井新九郎(道三)の事と注記があるので、正義の改姓より遅れるだろう。先に養子を斎藤家に送り込み、その後で自らも斎藤姓に改めたというのがつちやまの考えである。よって、道三が斎藤利隆の養子という説には賛同していない。なお正義が城主だった金山城は後に道利も城主になったという説がある。御嵩町顔戸の八幡社の永禄8年の棟札がその証拠としてあげられることが多いが道利の子孫『井上家伝書』に同様な記載があることは、この著作から知った。だとすると、持是院家を引き継いだ正義の権益は道利にひきつがれたことになるだろう。

先にあげた長井豊後守は現在の本巣市の用水に権益をもっていたことが、安藤家文書からもうかがえる。安藤家文書の別な史料に登場する長井直弘なる人物も道三と近い関係にあり、永禄4年の段階で長井隼人の所領もその近辺にあった可能性を『信長徹底解説』の中の美濃攻略に関する原稿で指摘してみたことがある。

長井隼人室の父、稲葉宗張については、博物館時代にお話はきいていたが、今回の著作で稲葉一鉄の兄とお考えであることがわかった。一鉄の父や兄たちが戦死した牧田合戦は大永5年のことと考えられており、宗張の画像賛からは大永6年宗張が生きていた時代に描かれた寿像であることもわかるので、もう少し他の可能性もさぐった方がよいのではと思う。

道三と義龍の最終決戦で、道三に最初にくみついた『信長公記』にも登場する長井忠左衛門を道利の子とする伝承が池田家に伝えられていたことは初めて知った。次にこの辺りを触れる際は使わせてもらおうと思う。

道利の最期については、『寛政重修譜』等で記された義昭の命で和田惟政救援に向かい白井川原で戦死したことが簡単に触れ、義昭が信長と反目していたことが記されていたがもう少し追及してほしかった。元亀2年8月の畿内の状況は複雑怪奇で義昭と信長の関係もすでに破綻していたとは思うが、公然と対立していたわけではない。また、宛先は不明であるが天正弐年正月晦日に信長が長井隼人の旧領を宛がった文書もある。永禄10年9月、信長の稲葉山城奪取時に、長井道利は龍興とともに美濃を後にした。しばらく二人はともに反信長運動に参加するが、どこかの時点で道利は信長に仕えることになったのではないだろうか。永禄10年から天正2年まで長井隼人の旧領ということが意識され続けたとは思えないのである。

最後に細内さんの著作は『我が家の女系史伝』となっているが、女系をたどったのは1度だけで、あとは男系の先祖をたどっている。次はすべて女系しばりでやってみてはいかがだろう。

(2021.1.26に当方へいただいたSNS(FB)の原文のまま掲載)

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☆彡
土山公仁さん、貴重なアドバイスありがとうございます。
このブックレットは、版違いで編集替えを行い、いくつかのタイトル・バージョンがあります→http://www.hosouchi.com/machischool.html 
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当方の本職はコミュニティの研究者、とりわけコミュニティ・ビジネスの研究者で、日本の地域づくりが専門です。
詳しくは細内信孝のコミュニティ・ビジネスワールドなどをご笑覧ください→ https://g.co/kgs/MvJRy2 
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当方の「岐阜県内での地域づくり」のお手伝いはこちら⇒http://cbhakase.cocolog-nifty.com/.../02/post-2470d8.html

母からの血筋に織田信定(信長の祖父)や織田信安(尾張上四郡の守護代)も入っている長井隼人の孫である井上利義(父は井上三兄弟の三男)に、お江や織田有楽斉らが大坂夏の陣後に徳川家康に彼の助命嘆願するのは当然ですね。織田本家の血筋を引く親戚の子供ですから。また織田信長に仕えるためにあえて長井姓から井の字を上げて井上姓に姓を変えた井上3兄弟(父は長井隼人)も名前を変えるのは当然だろうと思います。父親の長井隼人(斎藤義龍の家老)が反信長ですから。でも土山さんが指摘するような信長との和睦も途中であったのかもしれませんね。そうでないと長井隼人の息子3人も織田信長に仕えづらいでしょうから。
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長井隼人道利室の父は、稲葉一鉄一族とは違う稲葉家の可能性も否定はできませんね。稲葉一族は多岐にわたるでしょうから。でも井上利義の弟は江戸期に大分の稲葉大名家の家臣になっていますし、江戸幕末まで大名稲葉家と旗本井上本家・分家は親戚関係が続いています。そして斎藤道三の娘が稲葉藩主に嫁いでいます。そして斎藤道三の血筋は、稲葉家、公家、天皇家に引き継がれていくことになります。不思議なご縁です。
☆彡

2019年10月11日 (金)

『人にやさしい仕事』を公的機関、中学、高校、大学等へ寄贈します

コミュニティビジネス総合研究所は、東京都の稲城市立図書館、多摩市立図書館へ『人にやさしい仕事』を寄贈しました。

公立図書館の相互賃貸サービスを利用すれば、お近くの公立図書館から本を無償で取り寄せ、ご照覧することも可能です。詳しくはお近くの公立図書館へご相談ください。

以前、訪問した宮崎県の石井記念友愛社にも『人にやさしい仕事』を寄贈しました。

た大学へも寄贈中です。すでに信州大学、愛媛大学、岡山理科大学に所蔵されました。

公的な機関、図書館、中学、高校、大学へは、先着10機関限定で『人にやさしい仕事』を1冊寄贈します。

『人にやさしい仕事』希望と書いて、 hosouchi188@gmail.com まで、ご連絡ください。

詳しくは⇒http://www.hosouchi.com/book2.html…

先着順の発送をもって終了といたします(2019年クリスマスまで)。

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☆彡

2019年9月22日 (日)

細内信孝著『人にやさしい仕事』コミュニティビジネス総合研究所出版部をぜひご笑覧ください。

市町村が運営している公立図書館の相互賃貸サービスを利用すれば、お近くの図書館から『人にやさしい仕事』の本を無料で取り寄せることが可能です。

東京都稲城市の稲城市立図書館へ細内、東海林著『人にやさしい仕事』コミュニティビジネス総合研究所出版部を6冊寄贈しましたので、そこを経由してお近くの公立図書館の貸し出しで読むことができます。

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*画像をクリックすると拡大します

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詳しくは、お近くの公立図書館へ相談して見てください。

2019年8月30日 (金)

コミュニティビジネス総合研究所出版部は、細内、東海林著『人にやさしい仕事』を令和元年9月1日に発行しました

京都の製本屋から当社に細内信孝、東海林伸篤著『人にやさしい仕事』コミュニティビジネス総合研究所発行が到着しました。平成の3人の社会企業家からビジネスの世界を逞しく生き抜く知恵を学ぶ本です。

【本の解説】

『人にやさしい仕事』~オイシックス・ラ・大地の藤田会長、さいとう工房の斎藤社長、パリミキの多根元会長の3人の社会企業家から学ぶ18の生きる知恵~ 著者 細内信孝、東海林伸篤 イラスト 横井三歩 

本書は、企業活動に人にやさしい仕事を実践してきた社会企業家を紹介するシリーズ第一弾の書籍である。

日本の青少年を対象として、スーパー小学生から中高生、大学生、ヤングビジネスパーソンまで幅広く読んで欲しい、CB総合研究所が贈る令和のヤングビジネス書である。

コミュニティビジネス総合研究所出版部 時価 86頁 A5判 2019年9月1日発行

『顧客や社員、地域社会にやさしい仕事』の賛同者へは、賛同金の3,980円にて、その返礼品として『人にやさしい仕事』時価と『新版コミュニティ・ビジネス』(1,944円)を郵送(360円)します。

メールにて予約先 hosouchi188@gmail.com まで「やさしい仕事に賛同」と書いてお申込みください。

『人にやさしい仕事』は一般書店では販売しておりません。

詳しくは、こちらから

まず最初に知人が施設長をする児童養護施設に寄贈する予定です。

そこには日本全国で3万人の子供たちが、国内の599ヶ所の児童養護施設で暮らしています。

そして、この小冊子は、若い人にやる気を引き出すブックレットなのです。

ぜひご照覧ください。

☆彡

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2017年10月 1日 (日)

細内信孝の関連書籍を大幅に加筆しました

細内信孝所長の関連書籍一覧を大幅修正しました。

ぜひ、ご笑覧ください。


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2017年3月 9日 (木)

細内の書籍紹介

細内の主な書籍は、こちら

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コミュニティ・ビジネス関連書籍の相関図はこちら 
★コミュニティ・ビジネスの近著★
 
『新版コミュニティ・ビジネス』学芸出版社

コミュニティ・ビジネスの定本、前作「コミュニティ・ビジネス」
(中央大出版部、1999年)の全面刷新版です~


細内信孝(著)

学芸出版社/定価1,800円(税別) ISBN978-4-7615-1277-4 
207頁 四六判 2010年12月20日発行


http://www.hosouchi.com/


2013年12月31日 (火)

インタビュー記事で仕事納め!

最近取材された記事を<写真>でご紹介

健康で豊かな家庭生活を願う「月刊ことぶき」寿出版の2014.1月号

超高齢社会を生きる11、細内所長へのインタビュー記事 P.25~27

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地域デビューの心構えとは
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地域で好かれるポイント、嫌われるポイント?

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感謝の気持ちからコミュニティ・ビジネスへ発展
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千葉県の地域情報誌「シティライフ<外房東金版>」2013.12.21 Vol.157から

山武市のCB交流会についての囲み記事

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コミュニティ・ビジネスでオルタナティブな市民経済を作ろう!

グローバル経済に負けないためにも

2011年2月16日 (水)

識者の眼

財団法人日本生産性本部の『生産性新聞』(215(火)発行)の「識者の眼」に細内信孝所長の寄稿『分かち合いのコミュニティ産業づくりを』が掲載されました。この記事が世に出たことにより、当ブログのアクセスがグーンと増えました。

ぜひご照覧あれ!

「20110215.jpg」をダウンロード

2011年2月 4日 (金)

次は4月に京都において出版記念セミナーを開催予定

2月1日の夕方から文京シビックホール会議室にて拙著『新版 コミュニティ・ビジネス』学芸出版社の出版記念セミナーが開催された。

おかげ様で50名を超える方々にご参集いただき、大盛会であった。

⇒ http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1102hoso/index.htm

会場の皆さんの真摯な眼差しに細内所長も感動した次第である。

次は4月に学芸出版社さんの本社がある京都において出版記念セミナーが予定されている。

関西地区の皆さんにお会いできるのが楽しみである。

ぜひともご参加いただきたいものである。

2010年11月10日 (水)

『新版 コミュニティ・ビジネス』が、もうすぐ出版されます。

京都のまちづくり出版社・学芸出版社から

細内信孝著の

『新版 コミュニティ・ビジネス』

まもなく上梓。

詳しくは、こちら

こうご期待!

いま流行りの YouTube から 細内信孝所長のお話が聞けます。

⇒ http://www.gakugei-pub.jp/chosya/013hosouti/h_index.htm

ニッポンがんばれ!元気の出る本です。

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