ビジネス

2020年7月 8日 (水)

第1397回細内ブログ 今、ピンチをチャンスに変える!発想と行動力が大事だ!

余技で書き始めた細内助之進著『美濃斎藤氏に繋がる藤姓井上家の女系史伝』CB総研出版部(税込880円)は、岐阜市立中央図書館では貸出し禁止の指定図書になりました。

細内助之進は私のペンネーム。助之進は女系繋がりながらご先祖である旗本井上本家の当主の通称・襲名から借用したもの。

これらの書籍の上梓は、外出を控え、巣ごもりをしていた新型コロナ下での産物だ。当社にとって、メディア出版という新規事業の本格的始動だ。

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もう一つ新型コロナ下の産物、インターネットが新ビジネス手法を生み出す

知人の不動産賃貸物件が借り手の海外転勤で3月から空室化した。大手不動産会社に次の借り手を依頼したが、例の緊急事態宣言で渋谷の営業店がいきなり閉鎖、不動産会社の担当者も4月1日の異動で新しい担当者へ、知人は大いに困ったそうだ。

でも立地が良い物件だったので6月には新しい借り手がついた。知人は、新しい担当者とはメールと携帯電話のみで交渉し、新しい担当者にはとうとう会わずじまい。その間、大手不動産会社の渋谷支店は緊急事態宣言の解除まで閉鎖状態だったとか。物件の営業は、大手不動産会社の物件ホームページによる紹介と街場の不動産屋さんが連れてくる顧客のみとか。

顧客や知人にとって、不動産会社の営業店はいらない状態になり、新担当者の顔も知らなくてよい、新しいビジネススタイルが新型コロナ下で生まれたそうだ。極論すれば不動産会社は、社員を個人事業主に替えることも可能であり、個人も実力の時代を迎えることになるのだ。どこの会社もそうだが日本の大きなオフィスは一般的に生産性が低く、すでに時代遅れの産物化しつつある。インターネットを活用し、リモートワーク型営業に切り替えれば生産性はもっと向上するに違いない。

新型コロナ下でピンチをチャンスに変えるとはこういうことだろう。

 

2017年10月 4日 (水)

中小企業の事業継承は難しい

仕事柄多くの事業継承を見てきたが、なかなか難しいものだというのが率直な感想だ。

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(写真と本文は関係ありません)

社内に後継者が育たず、周りにイエスマンばかりが寄り付き、停滞している会社
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社内に後継者がいないと見ると、競合他社の有能な経営者を見つけ、株式交換で経営統合をすすめる老練な会社経営者
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息子に自分の長年の夢であった新規事業を立ち上げさせ、事業を継続拡大させるやる気まんまんの経営者
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いずれの経営者も還暦をすぎたベテランの経営者だが、悩みぬいた末に今がある。
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日本の会社経営者には、会社を売却してしまおうという考えの方は少ない。一所懸命の考えが鎌倉期から続いている。
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海外では、会社の売却は日常茶飯事である。
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最近目にしたのは、会社株式の2/3を大手に売却した案件だ。
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1/3の自己保有を維持し、会社の将来を大手・親会社に賭けるケースだ。創業者利益を確保しながら、今後の配当も期待できる。
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最近の若手経営者、起業家によく見られるケースだ。
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その成否は、3年後に見えてくるだろう。
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*(写真と本文は関係ありません)

2017年9月26日 (火)

2017年10月4日ロボットとの共生時代が始まる

新宿駅から800メートルのところに当社・CB総合研究所(渋谷区千駄ヶ谷5丁目)があるため、通勤時に南新宿、サザンテラス、タイムズスクエアを毎日歩いているが、南新宿はまさに国際通りの活況を呈している。

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すなわち通りを歩いている人の半数が外国人であり、しかもスーツケースやキャリアバックを引いている。バスタ新宿が誕生した昨今では、それに地方からのお上りさんが加わり、どこの国にいるのか時々戸惑うことがある。
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さらに10月4日からご近所の新宿高島屋では、とうとうロボットの常設売り場を設けるという。いよいよロボットとの共生の時代が始まる。時々店内で見かけたが、鉄腕アトムの漫画で育った還暦おじさんには、テレビアニメの予備知識はあるが、ロボットとのコミュニケーション、間の取り方、共感や反発など、どうコミュニケーションを取ったらよいのか、ワクワクの時代が始まる。
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そうでもしないと、三人に一人が65歳以上になるという、わが国の超高齢社会は乗り越えられないであろう。ロボットとの共生は今後のビジネスとしても大事だ。
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ロボットに関する過去の細内所長ブログ
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2017年9月23日 (土)

多忙な経営者は移動中よく仕事をするものだ

昨年12月に私は韓国の地方都市で開催された国際フォーラムへの招聘講演があり、11月の招聘講演(こちらは韓国の政府系財団主催)に続いて、同じナショナルフラッグの飛行機の同じ便に搭乗し、羽田からソウルに向かった。会場も近かったので宿泊するホテルも同じホテルに2泊3日の日程で取り、同じ部屋に滞在した。つまり前月の訪韓のサクセスストリーのイメージ通りに12月の訪韓も同じ行動をとることで極力ストレスを減らし、仕事を無事乗り超えたのである。

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そうすることが一番安全であり、仕事もしっかりと進めることが、還暦を迎える歳になってはじめて分り、それが現在は確信へとかわった。だから今年の岡山の仕事は、7往復とも同じ時刻の新幹線で往復し同じホテルの同じ部屋に宿泊することにして仕事は無事終了した。
そしてもう一つの確信は経営者は移動中によく仕事をするものだということである。
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韓国に向かう移動中の機内で同年代と思われるビジネスマンが隣席に着いた。おかしなことにCAさんが立て続けに3人も彼にわざわざ挨拶にやって来た。常連客なのだろうか?私は彼の行動をしばらく観察して見ることにした。すると、おもむろにバックから新聞を取り出し、端から端まで丹念に目を通しはじめた。それから新聞を縦にしたり横にしたりと、せわしない様子だ。またタブレット端末を取り出すとメールのチェックを始めた。機内食にも一切手を出さず、盛んにメールを確認している。新聞のハングル文字から日韓を往復している常連客らしいが、CAさんが3人も挨拶に来るとは一体だれなのかと不思議に思い、とうとう声をかけてみた。名刺を交換して初めてCAさんの挨拶の意味が分かった。
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彼は世界的に有名な○○電子の副会長であったのだ。日本の電機メーカーとの商談の帰りとのこと。その後無事金浦空港に着き、私は入国手続きを終えて空港のロビーに出ると、彼が日本語のできる秘書(彼は取締役であった)を従えて私を待っていた。私も彼も話し好きな性格なのだろうか、日本語のできる秘書さんを交え、私は迎えに来ているフォーラム関係者のことをすっかり忘れ、つい話し込んでしまった。
私の行動も彼の目から不思議に映ったのであろう。機内で招待講演の原稿にせわしなく目を通していたのである。
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