細内所長のコミュニティ・ビジネス探究

2022年1月19日 (水)

細内所長の茨城県のイメージ

茨城県といえば都道府県の魅力度ランキングでいつもブービー賞を争う常連県として有名であるが決してそうではない。

コミュニティ・ビジネスの講演、起業ワークショップで茨城県に100回以上通った細内所長は、そんな茨城県を別な視点から解説してみよう。

北関東3県(675万人)の中で群馬194万人、栃木194万人、そして茨城287万人で、北関東の中で人口が一番多い県である。

常陸の国は、上野の国と同じ親王任国であり、現在の人口規模が示す通り、古代からパワーのある国(県)である。

新しい文化を積極的に取り入れる風土、さきがけの気風に満ちた国(県)である。

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水戸藩主徳川光圀から始まる水戸学もその一つである。江戸幕末時には藤田東湖らによる水戸学(国学)が隆盛をみせ、吉田松陰ら尊王攘夷派の思想的基盤となる。しかし天狗党の乱等で内部崩壊をきたし、徳川慶喜の大政奉還、蟄居謹慎によってそのパワーは鎮静化した。明治維新以降、1920年水戸に旧制高等学校が設置される。

戦後東海村は我が国のアトムの先駆けの地となる。そして筑波山ろくには、筑波大学をはじめ国や民間の研究所による筑波学園都市が形成され、科学万博もつくば市で開催された。

また古くは奈良時代の和同6年に編纂された常陸国風土記は、古老ら土地の語り部による我が国を代表する風土記となり、現在5国(冊)分しか伝わっていない貴重な資料である。

実は古代から文化水準の高い、新進気鋭の国(県)なのである。

しかし新しもの好きだが、飽きっぽい県民性がいまも続いているのが少し残念なところである。

☆彡

2022年1月17日 (月)

私なりの小さな社会貢献

65歳を前にして、私なりの小さな社会貢献。

ある自治体の中央図書館にコミュニティ・ビジネス関連の拙著27冊(単著、編著、共著)が所蔵されている。写真は貸出中もあり、市民著作コーナーで拙著20数冊がラインナップされている。いずれも小生がコツコツと寄贈してきたものである。

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2022年1月17日にその図書館を訪問し、さらに10冊を寄贈した

細内信孝が代表取締役を務めるコミュニティビジネス総合研究所出版部からもコミュニティ・ビジネス関連書籍を数冊寄贈してきた。

ちなみに細内の著作、論文からの引用論文・他者著作も多数ある。

こうしてコミュニティ・ビジネスに関する論考は、真理を深めていくことになる。

☆彡

2022年1月 5日 (水)

栃木県ゆかりのよそもの有名人

地域資源発掘方法の一つに、その土地土地にまつわる人に光をあてる方法があります。細内所長のふるさと栃木県を手本にその人に焦点を当てた表現方法を以下に紹介しましょう。

では始めます。いずれも毛の国、下野、野州、栃木県生まれではないよそ者の有名人たち。

川崎生まれの濱田庄司は益子の里に入り、民芸運動の一環として益子焼に新しい光(これを観光という)を当てた人物

旧制中学の教員時代は趣味の延長線上にある創作版画を、新しい文明の美意識まで高めた創作版画の達人・川上澄生は文明開化発信地の横浜生まれ

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川上澄生作:姿川村(現・宇都宮市)の村童野球(文化芸術のベルリンオリンピックで銅賞入賞作)

☆彡

弓削の道鏡は物部連の一族ながら、政敵・藤原氏に左遷され、当時の開拓地・あずま戒壇院(薬師寺)で身を落とす、さぞや悔しかろう

悔しといえば、政敵・秀忠派幕臣によってスキを突かれた宇都宮釣り天井(後日の創作が大である)事件の老中本多正純(彼は三河武士)

徳川幕府開祖の徳川家康は岡崎の生まれで、東照宮(大権現)として日光から江戸のまちを守る

その3代目徳川家光は、祖父家康の傍らで日光山輪王寺大猷院霊廟として控える。そしていま世界遺産として登録される

源氏嫡流の一つ、室町幕府の初代足利尊氏の本貫地は下野国足利なれど、母の里(京都)の生まれ?

藤原秀郷(鎮守府将軍、ムカデ退治の俵藤太)、宇都宮宗円(宇都宮大族で100万石)、足利尊氏(室町幕府征夷大将軍)と三大武家発祥の地・下野の国。宇都宮師団創設の理由の一つに使われる。

紫式部のお墓も、金売り吉次の墓も、なぜか下野の国にある不思議さ

こうしてよそ者・先人たちの歴史文化によっても、毛国、下毛野(下野)国、野州、栃木県は成り立っている

☆彡

2021年12月29日 (水)

細内所長の群馬県のイメージ

群馬県のイメージを私的に整理、表現してみました。

群馬県は、戦後の民主主義で福田、中曽根、小渕と総理・総裁を輩出した保守王国の土地柄。

世界に誇れる旧石器時代の岩宿遺跡がある。そして古代毛の国、上野の国は東国一の親王国。古墳巡りで登頂した太田天神山古墳からの眺めは関東一。

群馬は、江戸幕末に小栗勘定奉行の知行地のあったところ。今でも徳川家の埋蔵金が噂される。新田源氏系の徳川発祥の地・太田には世良田東照宮が建つ。

”かかあ天下”と”からっ風”の土地柄、赤城の山の国定忠治に負けるなおっかさん。公営ギャンブルが盛んな県。

八木節にのって”月に吠える”朔太郎、官営富岡製糸で働く女工さんはキャリア女性の始まりなり。

上毛かるたは日本一のかるた。テレビがなければもっと盛んになった筈。

横川駅のアプト式への切り換えで必ず食べた峠の釜めし。そして両毛線への乗り換えでよく食べた鶏めし、ダルマ弁当。またドライブインではジャガイモ入りの焼きそば、焼きまんじゅう、水沢うどんがうまし県ぐんま。

効き目が一番の温泉保養地・群馬県。

草津に、伊香保に、万座に、そして水上、四万、猿ヶ京、湯宿温泉と温泉王国はぐんまなり。

細内所長の旅日記: 2013年6月

*群馬県依頼の前橋講演の後、史跡観音山古墳を案内してもらう

ご満悦!

☆彡

2021年12月28日 (火)

研究員の仕事

研究員(者)と学者は違う。

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-29a3.html

研究員の仕事とは

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キャリア開発の方法論

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研究組織で自分を活かす処世術

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2021年12月22日 (水)

我が国の環境に関する民度の低さは意外に認識されていない

17年前の共著『はじめよう環境コミュニティ・ビジネス』経済産業省編 2004年3月に上梓(細内所長は、2003年度環境コミュニティ・ビジネ事業推進委員として参加)。
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スーパーレジ袋の有料化はこの時の委員会で議論されたが、その実現に17年も要した。環境に関するそうした民度の低さは、国民の間で意外にも認識されていない。
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書籍自体も再生紙と植物性インクを使い、環境に配慮している。
この印刷システムは、1996年のドイツエコロジーツアーでそうした印刷工場を視察している。

2021年12月20日 (月)

あきんどの知恵、符丁

商人のお祭り、えびす講が今年も日本各地で行われたが、えびす講は商人にとって年に一度の大バーゲンセール(いまや毎日がバーゲンセールのお店も少なくない)。故にえびす講は秋の季語にもなっている。私も神戸市での講演の帰りに日本の商人の神様・西宮神社に参拝し、五千円の恵比須様の掛軸を購入したが、毎年かけないとご利益は得られないようだ。

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さて商人が使う符丁をご存じだろうか?顧客には知られたくない、仲間内で使う言葉・暗号である。そして各商品につけて値段を示す印である。私の母方の家は、野州壬生、鳥居3万石の城下町の本陣脇で干瓢問屋を営んでいたが、いまはないのでそこでの符丁を紹介しよう。

まず商人道としての店是は『良き品安く売る。』である。この「ヨキシナヤスクウル マル」を数字に置き換え、例えば「ヨ=1」、「キ=2」、「シ=3」、「ナ=4」、「ヤ=5」、「ス=6」、「ク=7」、「ウ=8」、「ル=9」、「マル=0」としている。
商品Aの値札に『ヨキマル』とあると、それは「120円」を意味する。

こうした符丁は、顧客や他人に分からないように値段を表記する商人の知恵である。

☆彡

2021年12月18日 (土)

自由時間評論家・津端先生のお葉書にはいつも奥様との連名の署名があります

自由時間評論家の津端先生からのお便りが出てきました。

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当時相撲のまち東京墨田区両国にコミュニティ・ビジネスの実装実験の事務所を地元の中小企業事業者と共同で設置していました(詳しくは拙著『コミュニティ・ビジネス』中央大学出版部を参照)。

葉書は、すみだの銘菓・相撲最中を持参して愛知県春日井市の先生のご自宅を訪問したのちに頂いたものです。津端先生の葉書にはいつも奥様との連名の署名がありました。

過去の記事(津端先生との交流)

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-ba28.html

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-8f0e.html

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-d891cd.html

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-6802.html

そして私の生き方

http://cbhakase.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-5bd4.html

☆彡

2021年12月10日 (金)

未来に向けて、いざ出陣じゃ!

2000年12月14日当時、高家(大名に武家の伝統作法を指導する立場)筆頭の旗本(将軍直参のお目見え家臣)であった吉良上野介(足利将軍家と同じ源氏の血筋をひく)邸が同じ町内会(墨田区両国3丁目に地元の方と一緒にCB研究をするための社会実装実験の事務所があった。それをCBNすみだ分室という。詳しくは下記CB本を参照されたし)にあったご縁で行われた義士祭、吉良祭の両立するお祭り(地元墨田区観光協会は仲良く両方を支援)のなかでの記念写真がこれだ。
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あれから21年が経過したが、21年後のいまを振り返ると当時私の”大志”への達成率は69点くらいだ。ぎりぎりセーフか。今年のお祭りはコロナ禍で2年連続で中止だという。しかしこうしてアップすることで、再び新たな大志を抱いて、いざ出陣だ。

1999年10月に中央大学出版部から出版された拙著「コミュニティ・ビジネス」にご当地墨田区両国におけるCBの社会実装実験について纏められている⇒https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA43693638
ご照覧あれ
☆彡

2021年12月 4日 (土)

コミュニティの経済学

コミュニティの経済学1
コロナの緊急事態宣言解除後、ご近所の大手コンビニエンスストアの来店客数と売上が減ったという。それはなぜか?コンビニエンスストアで弁当、中食等を購入していた客が外食へ流れたからだ。それは自然の流れだ。一方がへこめばもう一方は飛び出るのが自然。商業のアルキメデス的法則だ。
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コミュニティの経済学2
ご近所で6か月前に大手銀行が閉店・既存店に合併移転した後にどんな業態が入るのか、様子を見ていたら大手ドラックストアの出店が来年1月に決定した。しかも既存のストアが同じ駅前エリアにあるにも関わらずである。
大手銀行はこの4-9月決算で増益を確保するため、高い床負担と人件費のコスト(経費)カットをした。人財を単なる経費カットの対象とみるところに成長の軌跡は描けない。移転した店舗は既存営業店に吸収されるのでいよいよ本格的な椅子取りゲームが始まる。よって銀行スタッフの3年後の人員は、現状の70%程度になるといわれている。
ご近所を探究していま床負担に一番強いのはドラグストアと家電量販店、美容室と判断した。健康美容がキーワードだ。商店街は2年間のコロナ禍で閉店が目立ち、ご近所のコミュニティ経済は傷んでいる。

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