最近の取材から想うこと、自立や障害を考える
個人やコミュニティの生活における自立や障害を考える上で参考となる書籍を紹介しよう。
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1つは「ADAの衝撃(障害をもつアメリカ人法)」八代英太、富安芳和編著で、アメリカにおける新公民権法の一つとして考えられているADA法の意義とその成立過程を解説している。ADA法は連邦法として施行から28年経過しているが、自立とは何か!加齢とともに障害を持つとは何か!日本の超高齢社会を考える上で参考となる1冊だ。(いかに自立した生活がし難いかを認識すべきとき、おまかせではもう国が成り立たない)
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もう一つは「自立生活運動史」中西正司著で、自ら障碍者の立場で、日本における30年の自立生活を追い求めて、いかにして社会を変えていったかを赤裸々に語っている運動史。米国のADAの現場を参考としつつも、日本型のADAを求め、さらにはアジア各国の障碍者との交流を通じ、その懸け橋を築こうとしている。これからの日本の社会保障、特に介護保険制度の再考を促す上できっかけとなる本だ。
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CB総合研究所のミッション
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1)コミュニティ・ビジネスを活用し、自力で生きて行ける市民(中間所得層)を増やすため、その普及に取組む 自力とは、(1)自己雇用、(2)自給自足、(3)相互扶助、(4)自己学習を総合的に行う能力を備えていること 2)地域コミュニティの自己決定権(コミュニティ自治)を取り戻すため、コミュニティ・ビジネスの考えを広める 3)地域コミュニティにおいて持続可能なコミュニティを保持するため、コミュニティ・ビジネスの普及を行う |
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*これって手話なんですね。障碍者の発表に会場は拍手喝采!